今までの人生で心の底から真剣に“恐怖”を感じた事ってあっただろうか。
最近猛烈に忙しいので精神的にもいろいろ追い込まれていてイライラしていた。
なので不機嫌で、その上タイミング悪く彼にもイラっとすることがあって喧嘩になった。
彼にとっても売った喧嘩が大ヒットしたらしく前代未聞の規模の喧嘩に。
途中でしまった!・・・と思ったけど既に手遅れ。
自分の仕事に理解を示さない発言の私に怒りまくり、喧嘩上等という感じ。
切れた彼は今まで見たなによりもかによりも本当におっかない。
車のフロントガラスをパンチして破壊した事もあるのだ。
顔だってイタリアマフィアみたいになって般若より恐い。
怒ってる様子が恐すぎて地獄絵図のような恐怖の中で私はすでに後悔し続けた。
喧嘩を売ったくせに怒りを終了させる方法を考える。
車で走っているとタクシーにクラクションを鳴らされた。
少し沈下しつつあった怒りパワーに再度油が注がれ、あおったタクシーをすんごい
スピードで追跡してその前に入って急ブレーキをかけて停止すると怒鳴って車の外に
出て行ってしまったので慌てて私も降りる。
タクシーの運転手はまさかクラクション鳴らしてあおったくらいでこんなに切れた外人が
怒り狂って怒鳴りながら出てくるなんて想定外だろう。運が悪すぎるそのタクシー。
きっかけは私です・・・。
一応タクシーの運転手もクラクション鳴らしたんだから負けじと何か言ってくるけど
顔は青ざめているし、さすがに車からは降りてこない。
そりゃそうだ。降りたら最後、切れまくりの外人に殺されそうだもの。
この血の気の多さは南仏生まれだからなのか。。。
タクシーの運転手を引きずり出して殴りだすんじゃないかと血がさーっと引いて
立ちくらみがしてきた。殴りだしたら手加減しそうにないからどうしよう・・・。
切れ方も喧嘩の仕方も腕力も半端ないだろう。恐い。恐すぎるーーー。
そんな光景を立ちくらみに耐えながら目の前で起こりそうなさまざまな事に思いを
巡らせて見ていた(警察沙汰になるのかな。とか)・・・
全ては私の八つ当たりが発端。走馬灯のようにその時のシーンが回想された。
感情を100%解放するという事が日常的でない日本人の私にとって、睨むとかじゃない
そのアクティブな怒りっぷりをその日胸に刻み・・・もう無駄な喧嘩はしません。
もう絶対彼を無意味に怒らせません。その時本当に心に誓った。
そんな大喧嘩をしても終るとすぐ平和な状態に戻りわだかまりもない。
「喧嘩はやめようね。タクシーの運転手殺しそうだったよー」って冗談ぽく言ってたけど
冗談に聞こえないから。あー恐かったよー。。。反省。
ぶりちゃんの写真で和もう。