実家に帰った時に用事があったため父親に彼を数時間預けた。
生粋の日本人の父親は日本語のみを話す。外国語とはモウレツに程遠い。
そして日本語を話せない彼。てんぱった2人の様子が想像できる。
そんな2人は父の知り合いに助けを求めるべく会話の必要のなさそうな
民芸品の一つ「漆器蒔絵体験」に行った。お椀に漆で絵をつけるのだ。
それがとっても楽しかったらしい!!!大喜びで帰って来た。
誰かと楽しい時間を共有すると言う事はやはり「物より思い出」ということなのだ。
言葉が通じなくても大丈夫ということで。
東京に帰って来ても何回も父親との数時間の様子を楽しそうに話している。
何か会話がまともに成り立ったのか聞いたら
彼:「サクラキレイデスネー」(これ、今の彼の最高レベルの日本語)
父:「ねー!」(緊張しすぎてこれしか言えない)
そして出来上がった彼の作品がこれ。
全面にそれぞれ違う絵が描いてある。彼にはお椀という存在の常識がないため
概念に捕らわれずに絵を描いたようだ。。。アートな感じがしなくもない。