行く前から楽しみにしていた場所の一つ。
実際とても印象的だったのがBaux de Provence(ボードプロバンス)。
予想以上に絶景で今までに見た事もない景色を目にして感動した。
何かを見て感動するって久しぶりだった。
ボードプロバンスは岩山の上にある難攻不落の城塞都市。
中世に偉大な力を誇った
、かつては南フランスの最強の領主といわれた、
レ・ボー一族が統治していた。岩をくりぬいて部屋を作り、回廊を穿っている。
町全体がトーチかのような造りになっている。責めるに難しく、守るに易い構造。
この地域の人たちは昔(フランスになる以前プロバンスという1つの国だった)、
プロバンス語を話したという。彼の祖父母はプロバンス語も話してたという。
ここには6000年前から人が住んでいた。領地をめぐって戦争が続いた時代も
ずいぶん長くあったようだ。
フランスになったのは300年ほど前。400年前にはここはモナコのものだったことも
ある。今はフランスだけど、モナコの子は今もボードプロバンスの王であるという
事は変らないらしい。複雑な歴史なので全部は書けないけど。
岩が白っぽい色で街並がとても美しく、それを眺めていると不思議な気分になるのは
この岩山の都市が1200年も昔からここに同じようにあって、今もここにあること。
観光地として人が訪れるようになったのは1945年頃から。
フランスはもともと1つの国でなかったなんて知らなかった。
彼が細かく説明してくれる事が全部初めて知る事で、フランスの事を何も
知らなかったんだなーと深く反省。
一般的にはパリという街にフランスを集約されているようなイメージだけど、
パリだけではフランスの何の事もわからない。パリは観光の街でフランスの歴史を
知るための要素はあまりない。
フランスという国ができるまでに中心だったのは南の方の地域なのだ。
フランス語を学び始めたのは10年近く前だけど今回の旅行で本当の意味でフランス
という国に興味を持った。勉強しなくてはもったいない。
泊まったホテルはLe Prince Noir 。部屋も雰囲気もとーっても素敵だった。
次回は私の家族を連れてここに来たい!南仏を案内してあげたいと思った。
この旅で何度も思ったのは、当たり前だけどフランス人に案内してもらう
フランス旅行は快適。らくちん。
地元の人が一緒だと地図がなくてもどこにでも連れて行ってくれる♪
私はリクエストをするだけ♪外国に馴染みのない両親も安心して来れるのでは。