<東京の夏>音楽祭2007
<火と氷の島 アイスランド>ヨハン・ヨハンソンの世界
グレゴリー・コルベールのノマディック美術館にも曲を提供したJohann Johannsson
(ヨハンヨハンソン)は今日本で注目されているアーティストの一人。
“霧の彫刻家”とのコラボレーションがどんなものなのか楽しみだった。
チェロと共演だしクラシック?と思って来ると音は全く違うもので、エレトロニカの世界。
ビョークとか同じアイスランドのアーティストを連想させた。
ちょうど雨が降ってでも気温も高く、ものすごく湿度の高い夜だったので霧の演出もとても
季節に合っていて良かったと思う。
お客さんの中にはエレクトロニカ信者と思われる若者もいた。彼らはクラブさながらに
体を揺らして聴いているので一目瞭然(笑)。
音と、空間と、霧の世界に自分が入ってしまうと心地よく、まさに別世界。
音楽の世界でも演出もさまざま。好き嫌いもあると思う。元祖クラシック育ちの人は結構
抵抗があるかもしれないけど、現代アート的な演出も私は嫌いじゃない。
今まで観たオペラでも、とても印象に残っているのはワーグナーのオペラでとっても奇抜な
演出だったもの。度肝を抜かれた感じだった。
古典的なものももちろん素敵なんだけど想像もしない世界を見せつけられると発想の柔軟さ
やアイデアに関心する。良いものは1つじゃないんだなーと。