大好きなお友達のお誕生日をお祝いしたよ。
レストランが素敵なバースディプレートとケーキを用意してくれて
楽しく盛り上がり、ちょっと踊ったり、食べこぼしたり週末のような・・・平日の夜!
彼女は最近スペインに行って来たのでたくさんお土産ももらっちゃった♪
毎回彼女は彼と話すと「今までのフランスのイメージが壊れて行く」って
言ってる(笑)。
彼女が今まで持っていたイメージと彼の口から聞くフランスがあまりに違うらしい。
ほとーんどの日本人はリアルなフランスは知らない。日本向けに作られたイメージで
フランスを「こんな感じ」という理解になっている。
逆もそうなんだけど、本当に他国を正しく理解するのって難しい。
フランスは、美食でも、マリーアントワネットでも、マカロンでも、お洒落でも、
お城とか、優雅とか、パリジェンヌとか、アメリとか、そういうものではなくて。
これは「ヨーロッパ」だとか「フランス」という言葉にやたら目を輝かせる日本人向けに
作られたイメージの一例。商業用のイメージしか伝わっていないのが残念。
サッカーのフランスチームを見て「なんで黒人が多いの?」って聞かれたことがあった。
それは欧州最大の移民の国だから。政治的難民を多く受け入れてきたし、過去に植民地を
多く持っていたフランスは、アフリカや中東からの移民が本当に多い。
彼らはのほとんど今でも差別の対象で住む場所も違うし、失業や暴動も
大きな問題になっている。
生きていくのが簡単ではない。そんなことあまり日本人は知らないのでは。
サッカーは貧乏で仕事を探せない人のスポーツ。って彼が話していた。差別を受け、
普通の仕事に就くことができないけどスポーツは才能を平等に認められるから。
差別によって仕事ができない人々の希望なのだ。強いチームで有名になってお金を稼いで
家族を養う。だからチームには白人が少なく黒人が多い。ということ。
もちろんキラキラに魅力的なフランスの素敵で憧れる部分だってあるけれど、それを
フランスだと一般的に理解させれているのはなんだか複雑。リアルな情報がなかなか
伝わってこないのはなんでだろう。
日本人はいつからか自国を好きじゃなくなっているから外国のマネをしたがるし外国の
ものが良いと評価するし憧れる。
私もフランス人の彼がいて、それがきっかけで海外の事を少しずつ知るようになったから
日本の事を外からの目線で見るようになって、自分の国の良さを見直すきっかけに
なったんだと思う。
彼女のパートナーも外国人だから自然によくそんな話になる。外国人のパートナー
を持つと自分のナショナリテ(国籍)を強く意識する機会が多い。
日常的に自分の国と他国の事について考える場面が増えた。
民族同士のさまざまな違いを知るほど歩み寄る事の難しさも痛感するけれど。